そう、「 スキューバダイビング 資格 」っというような検索をすると、PADIがたくさん出てきますが、他にもNAUI?SSI?BSAC?他、たくさんの団体が出てきます
でも、自分にとってどこのライセンスが良いのかなんて、ダイビングをやったことない人からしたら全くわからないですよね?
この記事ではそんな方の為に、世界4大認定団体の特徴を解説していきます
※ ダイビングポイント(場所)によってはダイビングの難易度と個人のスキル(技術)が釣り合っていないと判断された場合にはお断りされることもあります
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低負荷運動として健康に良いと注目されている水泳ですが、泳ぐのはちょっとな~って方けっこういませんか?25mは泳げるけどそれ以上は苦しいし、すごく疲れるから嫌い!っていう方いやいやそもそも泳げないもん!という方もいますよね[…]
スキューバダイビングの認定団体とは?
【 PADI 】は、世界&日本シェアNo.1
世界のダイバー人口のおよそ6割がPADIダイバーだと言われています
世界中に広くダイビングネットワークを持つPADIは、あまりダイビングのイメージがないような辺鄙な場所でもPADIショップを見つけることができるくらい世界に浸透しています
世界180以上の国と地域で135,000人以上のインストラクターを含むプロフェッショナル・メンバーと約6,000以上のダイブセンターとダイブリゾートらなるワールドワイドな組織であるPADIは、名実ともに世界最大のスクーバ・ダイビング教育機関です。
PADIは本部をアメリカ・カリフォルニアに置き、日本をはじめ世界に7ヶ所のエリアオフィスを配し、メンバーへのCカード(Certification Card=認定証)発行、教材・商品の開発や店舗運営のビジネスサポートを行っています。また、行政・業界への取り組み、ダイビングのフィールド整備から水中環境保護プロジェクトAWARE(アウェア)の推進まで世界中の多くのPADIメンバーと共に幅広く活動しています。
1966年設立以来、2,000万枚以上のCカードを発行しており、全世界で年間約100万人のダイバーが、PADIの教育カリキュラムによる認定を受けています。つまりおよそ30秒ごとに世界中のどこかで誰かがPADIの認定を受けているのです。その割合は世界中のダイバーの約60%以上にも及んでいます。
日本のPADIダイバーもすでに120万人以上。日本人のCカードの総発行枚数は217万枚を超え、世界と同様に日本でも認定マーケットの約60%以上のシェアを誇っています。国内では約500店舗のPADIダイブセンターとダイブリゾートがあり、およそ6,500名のインストラクターを含む約1万2千人のプロフェッショナルメンバーが、ダイバーの育成にあたっています。
参考:PADI公式HP
日本では1番の加盟店舗数を誇り、2020年現在41都道府県でPADIショップを見つけることができます
( 青森、福島、鳥取、山口、佐賀、大分以外 )
PADIは誰が教えても同一の高いクオリティでのプログラムというのを目指しているので、日本でも海外でも同じダイビング教育が受けられます
ただ、ショップが多い分、当たり外れが大きく感じる部分もあります
PADIだけに言えることではないですが、ショップの雰囲気というのは、すべてそこで働くスタッフとお客様が作り出すものなので、知名度高いからとあわないのに我慢する必要はないかなと思います
PADIで取得できるCカード(通称:ライセンス)は初心者コースの『 PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース 』の他、
『 PADIアドヴァンスド・オープン・ウォーター・ダイバー 』、
『 PADIスペシャルティ・ダイバー 』、
『 PADIレスキュー・ダイバー 』、
『 PADIマスター・スクーバ・ダイバー 』、
そしてプロコースとなります
【 NAUI 】は、世界最古の指導機関
NAUI(ナウイ)は2020年でアメリカに誕生してから60周年の最古の指導機関です
NASAのジョンソン宇宙センターの中世浮力実習室に選ばれていて、宇宙飛行士がプールに潜って無重力体験をする際にNAUIのCカードを取得するそうです
1960年にアメリカでダイビングインストラクターコースを開催し、世界で初めてのスクーバダイビングの指導員組織が誕生したのをきっかけにはじまったNAUI (National Association of Underwater Instructors)。
ITCカリキュラムをはじめ、インストラクターやコースディレクターの制度がまだできていなかった当時は、それぞれがお互いの技量をチェックして「この人ならインストラクターとして自分の最愛の人の講習を任せられる」と認められる人をインストラクターとして相互に認定しました。
NAUIの歴史はダイビングの歴史です。レクリエーショナルダイビングを求める人々に、より楽しく安全なダイビングを提供し続け、ダイビングの普及に大きく貢献してきました。
誕生以来、「最愛の人を任せられる信頼」、「Dive Safety Through Education(教育を通じた安全なダイビングの実践)」を信条に、数多くの質の高いインストラクター、リーダーシップメンバーを育成し、その人材の豊かさと優れた指導法で、世界的に信頼されるダイビング指導機関として広く認められており、現在ではアメリカをはじめアジア、ヨーロッパ、南米、中東、南アフリカ、日本などを拠点に多くの世界でNAUIインストラクターが活躍しています。
参考:NAUI 公式HP
日本での加盟店も2番目に多く、質の高いダイビングショップが多いです
ただ、全国くまなく加盟店があるわけではないので、地方の方はお近くにないということもあるかもしれません
NAUIで取得できるCカード(通称:ライセンス)は初心者コースの『 NAUIオープンウォーターダイバー 』の他、
『 NAUIアドバンスダイバー 』、
『 NAUIスペシャルティダイバー 』、
『 NAUIマスターダイバー 』、
そしてプロコースとなります
【 SSI 】は、認定基準が高い
SSIはアメリカでのシェアがPADIについでNo.2の指導団体です
指導の品質を守るためダイビングショップとしか提携できないようになっており、経験重視のためアドバンスの認定を受けるまでに他の指導団体よりも多くの経験本数が必要となります
SCUBA SCHOOLS INTERNATIONALは、だれでもスクーバダイビングを学べるようにしたいと熱望するダイバーたちの情熱によって成長しました。
SSIは45年以上にわたり、世界中でスクーバダイビングのトレーニング、認定、ダイバー・プロ向け教材、ダイブセンターやリゾートを提供してきました。1970年に始まって以来、SSIは世界110か国、2800拠点、30以上のサービスセンターを持ち、30か国以上の言語での教材を提供するにまで成長し続けてきました。SSIはその妥協のない基準と教育方針によって世界中の信頼を得ることができたと確信しています。
参考:SSI公式HP
日本での加盟店は少ないので、東京や沖縄以外でなかなか見つけられないかもしれません
実際どのような講習をしているかはわからないんですが、ダイビングは経験が一番大事だとわたしも思っているので、そういう考えを元に作られたコースは安全性が高いのではと思います
SSIで取得できるCカード(通称:ライセンス)は初心者コースの『 オープンウォーターダイバー 』の他、
『 スペシャルティダイバー 』、
『 アドバンスドオープンウォーターダイバー 』、
『 マスターダイバー 』、
そしてプロコース(※注 SSIのショップに所属が必須)となります
【 BSAC】は、英国ゆずり
BSACは、英国王室とも深いかかわりがあるようで、歴代の名誉総裁は王室から排出されているらしいです
1953年の創立ということで、あれ?NAUIが最古では?ってなると思うんですけど、元祖と本家のちがいみたいなもので本当のところは良くわかりません
ほんとうに始めたところなのか、指導団体の体裁を整えてからなのか、どこを最初に設定するかで見方が変わってくるのでしょう
「BSAC」とは、The British Sub Aqua Clubの略称で、1953年に英国のロンドンで設立されました。
半世紀以上にも及ぶ私たちの活動は、国際的な安全ダイビングの普及と海洋への探求と科学に貢献し、世界中に支部を持つまでに発展してきました。~ 中略 ~
設立当初から常に一貫して私たちBSACが掲げている「水中での探検、科学、スポーツなどの活動と、それらの安全性を促進する」という基本理念。この理念を遵守し、「SAFETY FIRST = 安全はすべてにわたって優先する」というポリシーは、私たちBSACのすべての活動の根幹をなすものです。私たちが提供する技術も知識も器材も、すべて、この「安全最優先」というポリシーのもとに構築されています。ダイビングで当然抱えているリスクを、いかにダイバーの自己責任において回避し、安全に、計画的に、実行していくかということをダイバーと共有し、より豊かなダイビングの世界を創造していきます。
参考:BSAC公式HP
日本での加盟店はSSIよりは多くみかけなくはないですね
ねこおは潜りに行っていた現地サービスがBSACのお店もありますが、自分が講習を受けたことはありません
ただ、英国ゆずりといえ、日本の海に合った独自のコースを受けることができるようで、地域に即して柔軟に合わせているという点がとても良いと思います
BSACで取得できるCカード(通称:ライセンス)は初心者コースの『 オーシャンダイバー 』の他、
『 スポーツダイバー 』、
『 スキルディベロップメントコース 』、
『 エクセレントダイバー 』、
そしてプロコースとなります
初心者向けCカード一斉比較
4つの団体の初心者向けCカードの比較です
初心者向けにはインストラクターと一緒で浅い水深向けの超初心者用のCカードもありますが、今回はダイバーとして独り立ちできるCカードで、認定されたあと潜れるようになる水深を合わせてあります
初心者向けCカード比較
PADI | NAUI | SSI | BSAC | |
---|---|---|---|---|
初心者向けコース ( ライセンス ) | PADIオープン・ウォーター・ダイバー・コース | NAUIオープンウォーターダイバー | オープンウォーターダイバー | オーシャンダイバー |
発行されるCカード | ![]() | ![]() | ![]() | ![]() |
潜れるようになる水深 | 18m | 18m | 18m | 18m |
e-ラーニング | 〇 | 〇 | 〇 | × |
筆記試験 | あり | あり | あり | あり |
講習中のダイビング本数 | 4DIVE | 4DIVE | 4DIVE | 4DIVE |
年齢制限 | 10歳~ | 15歳~ (ジュニアは10歳~) | 10歳~ | 15歳~ |
これを見ると、ほとんどコースの内容に変わりがないというのがわかりますね
違いがないのであれば指導団体で選ぶというよりも、ダイビングショップのスタッフの雰囲気で選ぶのが一番です!
- 安ければなんでもOK
- 少人数制が良い
- 日数はかかってもいいからシニア向けにゆっくり講習をやってほしい
- 車イスなど障がい者向けの講習をしてほしい
などなど、人によって求めるものが違うと思います
ダイビングショップにはそれぞれ特色がありますので、自分にあった講習をしてくれるお店に出会うには、面倒ではありますが行ってみるのが一番です
資格取得前にダイビングの魅力を知りたい方はこちら
こんにちは、ねこおですスキューバダイビングに興味のある人ってけっこういるんですよねかっこいい趣味が欲しいぱぐきち・SNSで自慢できる趣味が欲しい!・スキューバダイビングのみんながハマってる魅力って何?[…]
その他の団体について
上記4つの指導団体の他にも様々な指導団体が所属する連盟のCMASや、洞窟で潜るようなテクニカルダイビングの団体からできたSDI、イタリアで発足したSNSIなどがあります
日本独自の指導団体であるJUDF、JP、DACS、JCSなどのCカードは、海外で潜りたいときに認識してもらえない可能性がありますのでお気をつけください
近場だけでのんびり潜りたいというかたには問題ないです
まとめ
今回は、ダイビングの認定団体についてまとめました
ご紹介した4つの団体であれば何も困ることはないので、どこでも良いかと思います
団体がどこかよりも、やはりお店の雰囲気や安全管理の体制などを重視して選ぶということが大事です